募集総額1200万円。1口12000円かける1000口で募集されたGTクイズ馬の愛馬アリュールシチー。私他3名の方が名付け親という思い入れのある?馬です。ただ、名付け親と言っても、粗品狙いで、十中八九、父ゴールドアリュールでしたから、アリュールシチーになるだろうと予想していました。粗品は従来クオカードらしかったのですが、友駿ホースクラブの不況とともに、粗品も本当の粗品になり、安物の携帯クリーナーでした。クオカードを狙っていただけに残念です(笑)。
アリュールシチーは父ゴールドアリュールで、父の産駒はいきなりデイリー杯GUで2着馬を出すなど、抜群の勢いでしたから、期待されましたが、背中が弱く、また、410キロと馬格もなく、ろくに調教を付けられない状態でしたので、そんな馬が当然強くなれるわけもなく、2戦出走して、2走ともタイムオーバーという不名誉な記録を残してターフを去りました。
その代替馬として来たのが、このグロースハーバーUです。
父は私ほっさんが1度欲しかった成績優秀なボストンハーバーで、私の1口馬主生活愛馬第1号のエドワーズシチーと同じ五十嵐忠男厩舎です。
そして、なにより、口数がアリュールシチーは1000口だったのに対し、グロースハーバーUは500口と大幅に向上し、楽しみは増すばかりです。これは、国の管轄機関が変わったために、口数制限が厳しくなったことによるもののようですが、難しい話はわかりませんが、とにかく大きくラッキーです。
では、グロースハーバーUの詳しい分析です。
父 ボストンハーバー アーニングIDX 2.74 評価 A+
母 グロースシュート 不出走 評価 D
母父 Sanglamore 評価 E
兄弟 ダンシングシチー 未勝利 評価 E
生産牧場 幾千世牧場 評価 E
調教師 五十嵐忠男 評価 C
馬体 評価 B+
総合評価 1.50 評価 D
父ボストンハーバーは短距離からマイルくらいの距離までの馬で、産駒もそういった傾向があります。主な産駒はイクスキューズで、重賞1勝です。他にもオープン勝ちのデヴェロッペや500万特別勝ちのモンテミウなど、2005年産も活躍馬を輩出しています。アーニングIDXは2.74と素晴らしく、種牡馬としてかなり期待できます。
母グロースシュートは不出走で、走ってみないとわかりませんが、父Sanglamoreといい、わけがわからない怪しい馬という印象です。
母父のSanglamoreは日本ではBMSとしては実績がありません。
兄弟は父ダンスインザダークの無料提供馬ダンシングシチーがいますが、入着もなく、タイムオーバーを喰らい引退しました。
生産牧場は、幾千世牧場で、友駿ホースクラブの提携牧場ですが、成績はクラブ同様イマイチです。
預託厩舎の五十嵐忠男調教師は、私ほっさんが1口馬主生活を始めて最初に購入した愛馬の預託厩舎ですが、それはもう5年も前のことです。私の調教師を知る上での原点であり、非常に懐かしく思っています。当時は調教師についてはほとんど知識がなかったので、この五十嵐忠男調教師は全国リーディングでどの辺の人なのか、GT勝ちは?、どのような騎手によく依頼されるのかなど、いろいろと興味を持って調べたものです。
当時はGT勝ちどころか、重賞勝ちもなかった同師ですが、現在はテイエムプリキュアで阪神ジュベナイルフィリーズGTを制し、本年(2008年)もマイネレーツェルでフィリーズレビュー(GU)を制するなど、波に乗ってこられた印象があります。
依頼騎手は以前は熊沢重文騎手が主戦でしたが、最近は岩田康誠騎手や安藤勝己騎手も多用し、楽しみです。
馬体が良く見えます。皮膚が薄く内臓が健康そうで、毛ヅヤも良く見えます。背中の感じもいいのではないでしょうか。しかし、脚は写真が暗くてよく見えません。首差しの角度が高いことから、やはり短距離馬ですね。少し首の細いのが好きではありませんが。
写真で見える部分はなかなかいいのではないでしょうか。
総合評価1.50で、イマイチですが、これは母の成績、母父、兄弟の成績が奮いませんので、仕方のないことです。自ら出資して購入するような馬ではありませんが、GTクイズ馬の代替馬ということで、元々の出資額が12000円だったことを考えますと、非常に得した気分です。
正直、私は代替馬には恵まれず、いまだ未勝利ですが、500口ということもあり、是非とも勝ち上がって欲しいですね。
というわけで、期待しております。がんばれグロースハーバーU!!
アリュールシチーはGTクイズ馬で1000口でした。しかし、国の管轄の変更で、500口を超える分割は認めないということになりましたので、今回クラブは泣く泣く2頭出し、500口ずつに分けました。
その内の1頭が私のいただいたグロースハーバーUで、もう1頭がチャームナンバーUです。
世間的には、私のいただいたグロースハーバーUよりも、チャームナンバーUを希望する方が多いようで、ほっさん指数でもグロースハーバーUの1.50に対し、チャームナンバーUは1.81と高い評価になっています。
その差は母父によるところが大きく、グロースハーバーUがSanglamoreという日本では全くBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)として実績のない馬なのに対し、チャームナンバーUはBMS界のドン、ノーザンテーストです。そりゃ、どちらがいいかと言われれば、私もチャームナンバーUが欲しいです。
しかし、大阪在住の私にとって、関東馬は応援に行ける機会もなく、やはり現地で応援できる関西馬の方が、楽しみも熱さも違うので、喜んでグロースハーバーUをいただきます。
どちらが走る?といわれれば、馬体は見ていませんが、迷わずチャームナンバーUと答えます(笑)。
はっきり言いまして、この特集が次回更新されるのは、約1年後になると思われます。なぜなら、まだ1歳ですから。それ以前に更新されたら、宜しくない内容でしょう(笑)
グロースハーバーUの馬名はフローラシチーに決定しました。馬名の通りフローラステークスを最大目標にしましょうか。常識的には来年のその時期も未勝利なんでしょうね。ハハハハ。
一時は五十嵐忠男厩舎預託予定だったフローラシチーですが、結局作田誠二厩舎預託に変更になりました。
私個人は、最近テイエムプリキュアで日経新春杯を制したり、マイネレーツェルで重賞2勝するなど、昇り調子の五十嵐忠男調教師が良かったのですが、よりによって私と相性の悪い?作田誠二厩舎預託になりました。
作田誠二調教師はミッシェルシチーとグレイスシチーでお世話になりましたが、どうも納得のいかない使い方で、かなり疑問を呈しました。所属だった大江原圭騎手がデビュー間もなく関東に所属変更するなど、近年ギクシャクしている感があり、以前ほどの成績もあげられていませんが、信じるしかないですね。
フローラシチーを管理する作田誠二調教師は、前日9月5日、同じ2007年産のサンディエゴシチーで出世レースである札幌2歳ステークスを制覇。サンディエゴシチーはデビューから、新馬→オープン→重賞と3連勝で獲得賞金は2歳秋にして5000万円を超え、超大当たりとなりました。
しかし、私ほっさんと作田誠二師との相性は悪く、厳しい言い方をしますと、良い馬は活かせても、悪い馬を開花させることはほとんどない気がします。
ただ、そんなに悲観的なことばかりを言っていても仕方がないので、師の上昇気流に上手く乗ってフローラシチーも活躍することを願います。
2009年9月2日現在のクラブHPでのフローラシチーの近況ですが、右前脚の球節に不安があり、化骨が遅れているということで、大幅に調整が遅れており、踏んだり蹴ったりな状況です。
額面通りですと、デビューは年明け確定、その後未勝利終了とともに既走馬に混じってデビューするも大敗し、数戦してさようならという筋書きが見え隠れします。
そんな中、2009年8月21日に引退したエリーズシチーの代替馬としてこのフローラシチーの打診が来ました。
しかし、上記のような調整遅れの状況にとても2口も欲しいとは思えません。また、管轄が変わったことにより、1口馬主クラブは総口数が500分の1までと決められたことから、通常募集価格12000円で1000口だったエリーズシチーの割引証書による補償は2割の2400円ですが、500口に移行されたことで4800円の割引証書がいただけます。そのようなことから、エリーズシチーの代替分は来年年明けの募集馬目当てで割引証書にすることにしました。
フローラシチーは2010年3月25日に栗東トレセンに入厩しました。すでに新馬戦も終了してしまい、クラシックにも間に合わず非常に寂しい時期の入厩です。しかも、”一旦トレセンに入れて状態を確認してみます”(作田誠二調教師)程度の不安定な状態で、もう無理矢理感で一杯です。
調教を強めていく過程の中で、疲れが出たか何かでまた放牧に出されてしまいそうですが、こういった調教師が自信なさげな馬は過去に大成したことはありません。出走してもシンガリ負けのタイムオーバーが妥当でしょう。
グロースハーバーUは2010年4月5日に予定通りフローラシチーで馬名登録されました。これで詳細な追い切り情報や入厩・放牧情報などが入手できるわけですが、なんとも自信がないですねぇ。しかし、馬は走ってみないとわかりません。驚きたいですね。
4月16日 栗東 E 良馬場 ゲートなり
助手
15.1
4月16日 栗東 E 良馬場 ゲート強め
助手
13.2
13.5
4月21日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 45.2
2F 29.4
1F 14.6
4月25日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.9
3F 44.6
2F 29.3
1F 14.4
4月28日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.0
3F 40.6
2F 27.4
1F 14.3
ヴィーヴァレジーナ(古馬500万下)一杯に0.6秒先行0.2秒先着
5月6日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.1
3F 39.4
2F 25.5
1F 12.5
5月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.2
3F 42.7
2F 27.3
1F 13.1
5月12日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.2
3F 39.1
2F 25.8
1F 13.4
ベルウッドグロス(3歳未勝利)強めを1.0秒追走0.2秒遅れ
4月16日、入念にゲート練習をされています。2度めは強めに追って13秒台ですから、格段にゲートが遅いというわけではなさそうですね。まあまあではないでしょうか。
4月20日、クラブ公式HPで、フローラシチーが先週ゲート試験に合格していたことが報告されました。そりゃ、上記16日の追い切りを見ればゲート試験を受けているのは一目瞭然です。しかし、金曜日にクラブ公式HPの近況報告がありませんでしたので、不合格かと思ってしまいました。相変わらず情報の遅いダメクラブです。
4月21日、ギリギリ時計になる程度の追い切りです。まだ軽め調整といった感じですね。これからどんな動きを見せてくれるのでしょうか。
4月25日、今回もギリギリ時計になる程度の追い切りです。なかなかペースが上がってこないところを見ると、やはり状態は良くないのでしょうね。
こんなので水曜日に1本だけ一杯に追って出走とかなら、タイムオーバー級の敗戦は覚悟しなければなりません。
4月28日、ついに一杯に追われました。全体の時計も伸びも平凡ですが、ようやくここまで来たかという印象です。しかし、予想された通りたいした動きではなく、ここまでの動きから推定するに、未勝利戦でも勝ち負けは厳しいでしょう。次週、動きがさらに良化することを切に願います。
5月6日、おっと、坂路4F54.1−12.5ですか。同日同じコースで追い切られた高額愛馬ローザグランデの52.9−12.5には及ばないものの、正直なかなかの動きですね。これは想像以上に走るかも知れません(未勝利クラスでは)。
少し欲が出て来ました。もともと私も馬体が良いと思っていた馬。化骨の遅れ等でデビューは伸びましたが、次の追い切りの動き次第では密かに馬券で狙えるかも知れません。
5月9日、先週はクラブHPでは出走予定になっていましたし、追い切りの動きもそれなりだったので、もしかするとデビューするのかと思いましたが、出走しませんでした。ということは今週が濃厚ですね。
9日も坂路で順調に時計を計時していますし、故障などではありませんので、水曜日の追い切り次第でしょうね。しかし、なんだかんだといっても、案外この馬いい動きなんですよね。その内、掲示板くらいには食い込んでくるかも知れません。もっとも、競馬は走ってみないとわかりませんが。
5月12日、既走馬ベルウッドグロス(前走未勝利戦8番人気7着)を1.0秒追走して0.2秒差まで迫ったのですからなかなか良い動きですね。悪い馬場にもかかわらず時計を詰めていますし、これは掲示板を期待してもいいのではないでしょうか。もっとも、馬は走ってみないとわからないですが。
私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。いい動きと思います。既走馬相手に初戦と不利ですが、見せ場はあると思います。
馬名 | 前走騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カンマビード | 勝浦正樹 | 2/21 新馬 | 東京芝1600 | 10 | 4 | ||||||
優 | キュルミナン | 川島信二 | 4/18 未勝利 | 阪神ダ1800 | 3 | 4 | 4 | 18 | 9 | 5 | |
優 | グッドティアラ | 太宰啓介 | 4/18 未勝利 | 福島ダ1700 | 3 | 12 | 13 | 9 | 12 | 4 | |
優 | グリッタラーティ | 西村太一 | 4/18 未勝利 | 福島ダ1700 | 2 | 9 | 14 | 16 | 9 | 7 | |
サマーブルーヘブン | 北村友一 | 2/20 未勝利 | 京都ダ1800 | 15 | 12 | 10 | 10 | ||||
優 | ドラゴンソニック | 田中勝春 | 4/18 未勝利 | 中山ダ1800 | 4 | 5 | 4 | 6 | 10 | 4 | |
ニシノグラビア | 丸田恭介 | 5/02 未勝利 | 新潟ダ1800 | 7 | 7 | 消 | 7 | 11 | 7 | ||
ノーブルビューティ | 西田雄一郎 | 4/11 未勝利 | 福島ダ1700 | 11 | 13 | 15 | 11 | ||||
優 | ピノブラン | 太宰啓介 | 4/25 未勝利 | 福島ダ1700 | 2 | 4 | 15 | 8 | 8 | 14 | |
フローラシチー | 初出走 | B+ | |||||||||
ラセーヌ | 初出走 | ||||||||||
優 | リエートフィーネ | 松山弘平 | 4/18 未勝利 | 阪神ダ1800 | 5 | 5 | 11 | 3 | 8 | ||
ルージュブリエ | 初出走 |
優は前4節以内の優先出走権を持っている馬
フローラシチーは初出走の優先権があり、出馬投票すれば出走はほぼ確実です。
スタート地点はスタンド前直線の4コーナー寄り。最初の1コーナーまでの距離は389m。
最初の直線は、同じ左回りの中京よりも長く、前半の入りは必ず速くなるわけではない。メンバーによって変わる。
コース全体が縦長なので、1〜2コーナーのカーブがきつく、ここでは馬群がタテ長になりやすい。
したがって、1コーナーに入るまでのポジションはやはり重要で、先行できる馬の方が有利。
後方で待機する馬は、自然と前の馬と離されるので厳しくなる。
コーナー角度のキツさは3〜4コーナーも同じだが、1200mほどガンガンは残らないし、単調でもない。
上のクラスになるとゴール前の接戦が多く、むしろ面白い。複数の先行馬の叩き合いに、外からの差し馬が届くかどうかという展開になりやすい。
枠順は多頭数の大外になると距離損が響くので少し不利。
それ以外は脚質、メンバーによって判断。
有利な枠順 多頭数の大外は不利 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 先行力、ゴール前の凌ぎ合い 種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、ティンバーカントリー 連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、田中勝春、蛯名正義、北村宏司 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 1分56秒1 1分55秒5 1分55秒1 1分54秒7 3歳500万 1分52秒8 1分55秒2 1分52秒4 古馬500万 1分54秒2 1分53秒7 1分53秒1 1分52秒3 古馬1000万 1分52秒8 1分52秒4 1分51秒6 古馬1600万 1分52秒3 古馬オープン 1分51秒6 1分51秒0
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カンマビード | 大野拓弥 | 2/21 新馬 | 東京芝1600 | 10 | 4 | ||||||
優 | キュルミナン | 川島信二 | 4/18 未勝利 | 阪神ダ1800 | 3 | 4 | 4 | 18 | 9 | 5 | |
優 | グッドティアラ | 長谷川浩大 | 4/18 未勝利 | 福島ダ1700 | 3 | 12 | 13 | 9 | 12 | 4 | |
優 | グリッタラーティ | 西村太一 | 4/18 未勝利 | 福島ダ1700 | 2 | 9 | 14 | 16 | 9 | 7 | |
サマーブルーヘブン | 田中博康 | 2/20 未勝利 | 京都ダ1800 | 15 | 12 | 10 | 10 | ||||
増 | スズマスカット | 宮崎北斗 | 4/13 交流 | 船橋ダ1600 | 11 | 11 | 16 | 12 | |||
優 | ドラゴンソニック | 吉田隼人 | 4/18 未勝利 | 中山ダ1800 | 4 | 5 | 4 | 6 | 10 | 4 | |
ニシノグラビア | 丸田恭介 | 5/02 未勝利 | 新潟ダ1800 | 7 | 7 | 消 | 7 | 11 | 7 | ||
優 | ピノブラン | 丸山元気 | 4/25 未勝利 | 福島ダ1700 | 2 | 4 | 15 | 8 | 8 | 14 | |
増 | プリティジェンヌ | 荻野琢真 | 4/24 未勝利 | 京都ダ1200 | 13 | 10 | |||||
フローラシチー | 川須栄彦 | 初出走 | B+ | ||||||||
増 | ベルモントリコ | 鷹野宏史 | 4/24 未勝利 | 京都ダ1200 | 10 | 8 | 7 | ||||
ラセーヌ | 北村友一 | 初出走 | |||||||||
優 | リエートフィーネ | 松山弘平 | 4/18 未勝利 | 阪神ダ1800 | 5 | 5 | 11 | 3 | 8 | ||
ルージュブリエ | 小野寺祐太 | 初出走 |
鞍上は今年3月13日にデビューを果たした新人・川須栄彦騎手です。5月13日現在60鞍に騎乗し、2着3回、3着5回ですが、まだ記念すべき初勝利はありません。
その成績から今週も15日にフローラシチーを含め2鞍、16日は1鞍と寂しい鞍数となっています。
フローラシチーは追い切りの動きから上位も狙える馬です。川須栄彦騎手の記念すべき初優勝馬になって欲しいですね。
競馬ブック
短評は「波乱必至」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 カンマビード ◎ △ グッドティアラ △ △△ ピノブラン ▲ 〇 ◎ リエートフィーネ △ ▲ △ ラセーヌ △△ △ ニシノグラビア △ ドラゴンソニック ◎ △ ▲ グリッタラーティ △ △ △ キュルミナン 〇 △△ 〇 フローラシチー
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ ピノブラン 2.9 カンマビード 5.5 キュルミナン 5.5 ドラゴンソニック 7.7 リエートフィーネ 8.7 中略 フローラシチー 41.4 プリティジェンヌ 48.9 ルージュブリエ 50以上
デイリー馬三郎
予想印
◎ ドラゴンソニック
○ キュルミナン
▲ ピノブラン
以下省略
フローラシチーは無印
フローラシチー
「この馬なりに仕上がったが、大型馬でまだ体に余裕がありそう。使いつつ絞れてくれば。」(幌村厩務員・デイリー馬三郎)
フローラシチー
大型馬の1走目で常識なら次走期待のところだが、相手も弱く、追い切りの動きは水準以上。人気にはならないが、案外やれるかもなどと思っています。
ただ、デビュー以来60鞍、1度も勝ち鞍のない川須栄彦騎手が心配です。フローラシチーがメモリアルホースになってくれれば嬉しいですが。
カンマビード
牧光二調教師は前走前「芝向きの走りをしているし」とコメント。ならばなぜダートに!?ちなみに今回は「血統的にダートが合いそう」とコメント。おいおい。
追い切りはたいした動きではない。
グッドティアラ
追い切りはフローラシチーと同等。
サマーブルーヘブン
追い切りの動きは水準以下。
ベルモントリコ
中間ろくに追い切りもしていない。
ピノブラン
追い切りの動きはまあまあ。
プリティジェンヌ
追い切りはしっかりと動いている。
スズマスカット
追い切りは終いの伸びを欠き全くダメ。
リエートフィーネ
これまた終いの伸びを欠きいいところなし。
ラセーヌ
追い切りはフローラシチーの方が動きが良い。
ニシノグラビア
これも追い切りは動いていない。
ドラゴンソニック
追い切りは意外と平凡。
グリッタラーティ
追い切りはたいした動きではない。
ルージュブリエ
陣営も初戦からはどうかという内容。追い切りも明らかに不足。
キュルミナン
追い切りの動きは全体の中ではいいものの、全てが平凡。
とにかく全体的に平凡なメンバーで追い切りもたいしたことはない動きの馬ばかりです。フローラシチーは大型馬の初戦でわかりませんが追い切りの動きはメンバー中上位でけっこうやれるような気がします。掲示板もあるかも知れません。
フローラシチーはスタート直後に右に寄れます。それでもダートということもあり、また大外枠ということもあり気合をつけて前を窺います。
それなりの二の脚を見せますが、隣のキュルミナン他が邪魔になり、上手く内に潜ることができません。結局10番手の外を追走する形になります。
道中は追走に一杯一杯で押っつけ通し。ズルズルと後退し、3、4コーナー中間では手応えがなくなり失速(最近、愛馬にこの傾向の馬が多すぎるゾ><)。最後にポツンと1頭離されて競馬に参加していなかったプリティジェンヌにも交わされ(どうでもいい低レベルな争いですが・・・)シンガリ15着でひっそりと入線。そのプリティジェンヌと共にタイムオーバーで出走停止になりました。
大外枠で相当距離ロスをしているものの、かなり早い段階での失速で、距離が長過ぎたことも敗因の1つでしょう。しかし、今回のレースを見る限りではスピードもさほどなく、短距離でも難しいでしょう。
新潟ダート1800mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計は1分55秒1重馬場です。今回のフローラシチーの走破時計は2分01秒7重馬場で、どうしようもない時計です。
大型馬の叩き1走目だとか多少の良いわけではきかない酷い時計です。3歳5月のこの時期のこの内容は絶望的です。
レース内容からは次走もまったく期待はできませんが、調教では動いていますし、父ボストンハーバーは短距離馬です。今回の内容からフローラシチーにスピードがあるかと言われれば「ない」としか言いようがありませんが、激変があるとすれば短距離や芝に変わったあたりでしょう。
これからフローラシチーが激変して活躍することがあるかも知れませんが、私は2口目の打診は断って正解だったと思います。血統も馬体も悪くないことは調教の動きが証明してくれています。しかし、化骨の遅れで順調でなかったことや大き過ぎて脚元に負担がかかるなどマイナス要素が多く、こういう形になってしまいました。馬は生き物なので仕方ありません。そういうリスクは承知で1口馬主をしています。
残念ですが、デビューが3歳5月まで伸びてしまったこと自体が敗北です。維持費は気になりませんから、未勝利終了まで数回走ってくれればと思います。
やはり作田誠二師とも相性が悪い・・・。
・・・というわけで、2008年6月24日に立ち上げ、足掛け2年に渡って書き続けたこのフローラシチーのデビュー戦特集もこれでお終いです。
奇しくも2009年9月7日に上記に書いた通りの結果になってきています。いやはや私は先見の明があるようで(笑)。